「Macrium Reflect Free」は大容量HDDから小容量SSDへクローンできる無料のソフトです

(2023年2月現在、30日間のトライアル版に変更になったようです。またメールアドレスを登録しないとダウンロードできなくなったようです。)

ストレージ容量が同じサイズのHDD→SSDはもちろん、
ストレージ容量の大きい500GBのHDD→1TBのSSD0などへもクローンコピーできます。
(バージョン8から日本語化も出来るようになり使いやすくなりました。)

Macrium Reflect

以前は「EaseUS Todo Backup」や「AOMEI Backupper」などでクローンコピーができていましたが、最近は有料版でないとクローンができなくなりました。

そこで2022年5月現在、無料でクローン化できるソフトが今回紹介する「Macrium Reflect Free」です。
しかもこのソフトはクローン化するときにパーティションサイズも調整してクローンできる優れものです!

今回はWindows11にアップグレードする前にWindows10のバックアップを取っておこうと思いますので、余ったHDDへクローンバックアップしてみます。



【必要なもの】
・パソコン(クローン元)
・HDDやSSD(クローン先)
・外付けでパソコンにUSB接続できるHDDケースやケーブル
・Macrium Reflectのソフト(無料でインストール可)







①インストール方法

※ソフトはこちらのページからダウンロードしてください。→(公式ページへ)

(1)”自宅でのバックアップ”下の「リフレクト8無料」のダウンロードボタンを押します。
SnapShot(202)


(2)以下の順に進めます
 ①「個人の無料ライセンスが必要です」を選択
 ②メールアドレスは空欄のままでOK
 ③「継続する」をクリック
SnapShot(261)


(3)ダウンロードが開始されます。ファイルのダウンロードが完了したらファイルを開きます。
SnapShot(204)


(4)ダウンロードエージェントのウィンドウが開いたらダウンローダーをダウンロードします。
 ①「Free」を選択
 ②「ダウンロード」をクリック
SnapShot(198)
これでダウンローダーがダウンロードされます。
(この時点ではまだソフトのインストールはされていません。)

(5)ユーザーアカウント制御ウィンドウで、
「変更を許可しますか」と聞かれるので
「はい」をクリックします。

SnapShot(1)


(6)インストーラーが起動するので「次」をクリックします。
SnapShot(2)


(7)セットアップウィザードのウィンドウが開くので、「次」をクリックします。
SnapShot(3)


(8)ユーザーライセンス契約のウィンドウが開くので、
 ①「同意します」にチェック
 ②「次」をクリック
SnapShot(4)


(9)ライセンスキーについて聞かれるので
 ①「個人使用」にチェック
 ②「次」をクリック
SnapShot(5)


(10)ユーザー登録のウィンドウが開きますので、登録したくない方は
 ①「製品を登録しますか?」のチェックを外す
 ②「次へ」をクリック

SnapShot(6)
※製品を登録したい方は「製品を登録しますか?」のチェックを入れて、メールアドレスを登録してください。


(11)カスタムセットアップのウィンドウが開きます
 ①デスクトップにショートカットを作成する方はチェックを入れてください。
  ショートカットが不要な方はチェックを外してください。
   (スタートからでも”Macrium Reflect”を起動できるのでどちらでもOKです)
 ②「次へ」をクリック
SnapShot(7)


(12)インストールの準備完了
 ここまででようやくインストールの準備が出来ました。
 「インストール」をクリックすると、Macrium Reflectのインストールが始まります。
SnapShot(8)


(13)インストールの完了
 インストールが完了すると、下のようなウィンドウが出ます。
 「今すぐ起動する」にチェックを入れて「終了」ボタンをクリックします。
SnapShot(9)


(14)『Macrium Reflect』の起動
 インストールが完了していれば下のような画面が出ます。
SnapShot(10)
日本語になってれば問題有りませんが、英語となっていれば次の「日本語化」を参照して日本語に設定しましょう。


②日本語化の設定

英語版だと使いづらいという人は日本語に設定しましょう。

①「Other Tasks」をクリック
②「Edit Default and Setting」をクリック
SnapShot(11)

③「Advanced Setting」をクリック
④「Language」をクリック
⑤「Japanese-日本語」を選択
⑥「OK」をクリック
SnapShot(12)

「変更を有効にすには再起動が必要です。
再起動しますか?」とメッセージが出るので
「Yes」をクリック
SnapShot(13)


無事、日本語化ができました。
SnapShot(14)


③Macrium Reflectの使いかた(大きいSDDから小さいHDDへクローンコピー)


今回はパソコンに内蔵されている480GBのSSDから、320GのHDDへクローンコピーしてみます。

(1)クローン元のパソコンに、クローン先のHDD(またはSSD)を接続します。
(2)Macrium Reflectを起動します。
(3)「このディスクのクローンを作成」をクリックします。
SnapShot(235)
(4)「クローンを作成するディスクの選択」をクリックします。
SnapShot(236)
(5)
外付けのストレージ(HDD・SSDなど)が
接続されていれば、候補が表示されるのでクリックします。
SnapShot(237)
(6)
格納先に空の状態でのディスクがセットされます。
こちらにクローン元のパーティションを割り当てていきます。
(まだこの操作の段階では実際のディスクは何も起こりませんので、安心して操作してください。)
SnapShot(238)
(7)パーテションの左から順に、
クローン元からクローン先へコピーするパーティションを
マウス操作で割り当てていきます。
SnapShot(239)

(8)今回はクローン先のHDDの容量が少ないため、③のパーティションを割り当てたところで、容量がいっぱいになりました。
SnapShot(240)

このままでは④⑤のパーティションが配置できません。
SnapShot(241)

(9)容量がいっぱいになった時は、容量に余裕がある(空きがある)パーティションの容量を減らします。
 (今回の場合③の容量を減らします。)
 
③のパーティション上で右クリック→
パーティションのサイズとレイアウト」を選択します。
SnapShot(242)

(10)④⑤が配置できる程度に③のパーティションの容量を減らします。
  今回
④⑤の合計容量が20GB弱だったので、③のパーティションサイズを298GB→278GB(-20GB)としました。
SnapShot(243)

すると空き容量ができます。
SnapShot(244)

(11)空きスペースに④⑤のパーティションを配置します。
SnapShot(245)


(12)余ったパーティション部分を微調整します。右のパーティションから順に右に詰めていきます。
 ①移動させるのパーティション(下の画像では一番右)を選択します。
 ②「右へ」をクリックします。
SnapShot(248)

するとパーティションが移動します。
SnapShot(250)

続けて次のパーティションも移動します。
SnapShot(251)-1

(13)容量を増やす
パーティションを選択して、「埋めます」をクリックするとパーティションの容量が増えます。今回の場合、(10)で容量を減らしたパーティションの容量を少し元に戻すため増やします。
SnapShot(251)-2

すると隙間の分だけパーティションが増えます。これでぴったりパーティションが埋まりました。
SnapShot(252)

パーティションの配置が完了したところで、クローンの準備はOKですので「終了」をクリックします。
SnapShot(253)

(14)クローンを開始する。
①「このバックアップを今すぐ実行」にチェックを入れます。
②すべて準備がよければ「OK」をクリックします。
 (クリックするとクローンコピーが始まります。)
SnapShot(255)
クローンコピーがスタートします。
SnapShot(265)

環境やストレージの容量にもよりますが、しばらく待って数時間後コピーが完了します。
(今回200GBのクローンで3時間ちょっとかかりました。)
SnapShot(266)

クローンが完了すれば作業は終わりです。
今回はWindows11のアップグレード用に
Windows10のバックアップをとりましたが、通常はHDDからSSDにクローンして、SSDを換装するパターンが多いかと思います。

クローン先のストレージ容量が大きい場合は簡単にできますが、今回のようにクローン先の容量が小さいとパーティションの調整が必要になります。

みなさんも是非クローンに挑戦してみてください。(あくまで自己責任でお願いします。)

お疲れさまでした。